坂上忍が田村正和さん追悼 舞台共演時のエピソード語り「優しいです」
俳優・坂上忍が19日、MCを務めるフジテレビ系「バイキングMORE」に出演。18日に訃報が伝えられた俳優・田村正和さんと共演した際のエピソードを語り、穏やかな人柄をしのんだ。
坂上は「優しいです、基本」と言って、自身が20歳過ぎだった頃に田村さんと兄弟役で舞台で共演した時のことを回想。「僕が正和さんの胸で泣かなきゃいけないシーンがあって。オレが本気で泣いてやると、演出家の人に正和さんの着物が汚れるからくっつくなって怒られたのよ。それでカチーンときて」と思い起こした。
「後から考えれば舞台って大きいから、あんまり密着というよりちゃんと大きく見えるように距離取るのがホントらしいんだけど、僕そんなのわからないから、うるせーなとか思って」言うことをきかなかったという。
そうしていると、田村さんに楽屋に呼ばれ「どっちがやりたいんだ」と聞かれ、坂上が「僕はやっぱ、本気で泣いてやる方がやりたいです」と答えると「『じゃあそっちでいい』って。そういう人。文句言うとかそういうこと全然ない」と懐かしそうに振り返った。
お笑いコンビ、おぎやはぎ・矢作兼に「坂上さん生意気ですねー」と呆れられると、坂上は「そうなんだよ、ホントそうなんだよ。もうね、ホント申し訳ないことばっかりしてきた」と恐縮していた。