「カメ止め」フランスでリメーク アカデミー賞5部門受賞監督がメガホン

 オリジナル版の上田慎一郎監督(左)とフランス版を手掛けるミシェル・アザナヴィシウス監督
 オリジナル版「カメラを止めるな!」
2枚

 2018年に公開され、社会現象となった映画「カメラを止めるな!」が、フランスでリメークされることが6日、分かった。白黒のサイレント映画「アーティスト」で2012年の米アカデミー賞作品賞、監督賞など5部門を獲得したミシェル・アザナヴィシウス監督(54)がメガホンをとり、「Final Cut」のタイトルで2022年の日本公開を目指している。

 ゾンビ映画の撮影隊を描き、緻密な伏線とユーモアで都内2館公開から口コミで人気の広がった「カメ止め」。最終的には公開館数350館以上、興行収入31億円突破という異例の成り上がりヒットを記録し、海外でも「ONE CUT OF THE DEAD」の英題で公開された。

 中でもフランスでは仏最大の日本映画祭「KINOTAYO(キノタヨ)現代日本映画祭」でオープニング作品として上映され、観客投票で最高賞ソレイユ・ドールを受賞。2019年3月からは劇場公開もされた。

 フランス版は、有名俳優不在だったオリジナル版から一転、「真夜中のピアニスト」などで知られる人気俳優ロマン・デュリス(46)が主演。「ある過去の行方」でカンヌ国際映画祭女優賞を受賞したベレニス・ベジョ(44)らフランスを代表する俳優陣が集結している。

 昨秋にリメークの話を聞いたというオリジナル版の上田慎一郎監督(37)は「カメ止めが、フランスの地で、フランスの方々によって創られる事でどう生まれ変わるのか?今から楽しみでなりません」と期待。4月19日からパリ郊外で撮影に臨んでいるアザナヴィシウス監督は「この愛すべき映画を作れることに興奮しています」と意気込んでいる。

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