吉村知事 宣言延長要請「解除基準、とても言える状況じゃない」「措置緩める段階でない」

 大阪府の吉村知事は6日、読売テレビ「かんさい情報ネットten.」に生出演。この日、新型コロナウイルスの対策本部会議を開き、緊急事態宣言の延長を国に要請することを決めたことについて説明した。

 「僕は出口戦略や解除基準を重視する立場だが、今の大阪の現状というのは、議論できるレベルにそもそも達していない。とってもじゃないけど言える状況じゃない」と今の感染状況や医療体制の危機的状況では解除基準を示す段階ではない、と説明。「今必要なのは、一人でも感染者を減らす。新たに感染者を生み出さないことにぜひ府民の皆さんにご協力いただきたい。今新たに感染したとしても、適切なコロナ治療を受けられない可能性がある。それぐらいの危機感を持ってもらいたい」と危機感を訴えた。

 また百貨店など大型商業施設などへの休業要請措置を緩和する可能性は?という質問には「国と協議中で最終確定には至っていない」と強調した上で、自身は「大阪では、今の措置を緩める、解除する段階ではない」とした。

 「大阪の医療のひっ迫・極限の状況、1000人を超える陽性者が日々生じていることを考えると、社会経済に大きな負担が生じることは重々承知しているんですが、感染対策にご協力いただきたい」と述べ、延長の期間については「短い(延長)期間では難しい。一定程度の期間が必要だと思っています」との見解を示した。

 大阪府では6日、新たに747人の感染と28人の死亡が確認された。

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