フジテレビ系「バイキングＭＯＲＥ」が５日、新型コロナの感染者が拡大している札幌市で本番と同じコースを走る五輪テストマラソン大会が開催されたことを問題視。「これやるってもう最悪ですよね」と吐き捨てた、お笑いコンビ、おぎやはぎの小木博明は「誰かが中止を言った方が」と東京五輪・パラリンピックの開催にまで言及。スタジオでは「言えるとしたら小池さん」で一致した。

　番組では、札幌市では２日に過去最多の２４６人、４日に２０１人の新規感染者が出たと伝えた。大会は当初一般ランナー２５００人も走る予定だったが、日本代表４選手、海外４カ国６選手を含む男女９３選手に参加を限定。それでも、札幌市では感染防止策として「不要不急の外出や往来の自粛」「飲食店への午後９時までの時短要請」「部活動の原則休止」「市有施設の原則休館」を打ち出している中での開催だった。

　小木は「ひどい話ですよね。一般ランナーの参加は中止して、部活も中止しといて、これやるってもう最悪ですよね」と怒り、「誰かが中止を言った方が、こんな千載一遇のチャンスないと思うんですよ、政治家として。今７割の方が中止・再延期を求めてるわけでしょ。こんなに世論の７割の支持を得られて今中止を言えたら、その人すごい人気が出て」と、五輪・パラリンピック開催にまで話を広げた。

　カンニング竹山が「どのタイミングで言うかって、いろいろ噂があるよね。ちょっと待ってみて、いいタイミングで中止って誰が言うのか。それで政治利用していくんじゃないかって」と応じると、ＭＣの坂上忍は「言えるとしたら１人いるじゃん。１人いるのよ、小池さん。小池さんが辞めるって言ったら、これね」とズバッと名前を出した。

　竹山も「あくまで想像ですよ。今周りでいろいろ言われてるのは、６月ぐらいに中止って言って、そのまま都議選に持っていくんじゃないかとか。いろいろ言われてるから、それはわからないですよ」と、慎重に“小池さん説”を補強した。