ビル・ゲイツ氏離婚 27年の結婚生活“強制終了”資産14兆2000億円財産分与も

 米IT大手マイクロソフト(MS)創業者で大富豪として知られるビル・ゲイツ氏(65)は3日、妻メリンダさん(56)との離婚を明らかにした。ゲイツ氏は、米誌フォーブスで1995年から13年連続で世界一の富豪に選ばれ、3日時点では4位で保有資産1305億ドル(約14兆2千億円)となっている。巨額な財産分与や慰謝料が発生する可能性があり、注目される。

 2人は同じ文章をツイッターに投稿し「人生の次の段階で夫婦として共に成長できるとは思えなかった」として、27年の結婚生活を終えると述べた。

 2人が共同で設立した慈善団体「ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団」の活動は今後も協力して行う。世界で有数の影響力のある慈善団体とされ、貧困や病気、教育問題の解決に取り組んできた。昨年からは新型コロナウイルスの感染対策に当たっている。

 米メディアによると、メリンダさんはMSに入社後1994年にゲイツ氏と結婚。子どもが3人いる。2人はこの日の投稿で「私たちは3人の素晴らしい子供を育て、世界中の人が健康的で生産的な人生を送れるよう、世界中で働く財団をつくった。引き続き、その使命を信じており、今後も財団で働き続ける」ともつづった。

 ゲイツ氏は2000年にMSの最高経営責任者(CEO)を退任。20年に公衆衛生や気候変動問題などの活動に専念するとして取締役も退いた。

 これまでの大富豪の離婚としては、アマゾン創業者のジェフ・ベゾス氏が2019年にマッケンジーさんと離婚した際に350億ドル(3・85兆円)の慰謝料が発生したと報じられている。当時のベゾス氏の家族が所有していた資産は1310億ドル(14兆4100億円)と推定されていた。

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