ふかわりょう 事務所が謝罪 岡本夏生に1円賠償 イベントステージ上で強引にキス
共演したイベントでタレントのふかわりょう(46)から強引にキスされたとして、タレントの岡本夏生(55)が、ふかわに1円の損害賠償などを求めた民事訴訟で、東京地裁が27日に同額の賠償を命じる判決を言い渡したことを受けて、ふかわが所属するワタナベエンターテインメントは28日、公式サイトに「真摯に受け止める」とするコメントを掲載して謝罪した。
2人は2016年4月11日に東京都内で開催されたイベントで共演。約300人の観客の前で激しい意見の応酬となり、一度ステージが中断。再開後、上半身裸になったふかわが、ステージ上で岡本を押し倒して3回キスをするなどした。
判決では、キスについて「原告の意に反するもので不法行為に該当する」と認定。観客を笑わせるための“キス芸”というふかわ側の主張を「(岡本が)同意していたと認めることはできない」と退けていた。
ワタナベエンターテインメント公式サイトではイベントのやりとりや「両者の認識の相違」を巡る刑事告訴は不起訴となったこと、その後、岡本側が民事訴訟を起こしたなどを列記。岡本側からふかわ側に対しての、1円損害賠償請求が認められ、謝罪文掲載請求などは棄却された判決内容を記した。
そのうえで「舞台上で双方が激しく意見を言い合うというやり取りの末、ふかわりょうが岡本氏に対してキスを行ったことは事実です」とし「ふかわ本人としても場を和ませたい一心で、共演者を傷つけてしまったことについて反省しております。今回の判決内容についても真摯に受け止め、対応する所存です」と説明。「ファンの皆様、関係者の皆様にご迷惑をお掛けしたことにつき、深くお詫び申し上げます」と謝罪した。
2人はふかわがMCを務めたTOKYO MX「5時に夢中!」で4年間共演。イベント直前の16年3月いっぱいで、岡本が番組を降板していた。