「感無量」「偉業すごい」 被災地、ゆかりの地の人々も祝福

 マスターズ・トーナメントで日本人として初優勝した松山英樹選手(29)の偉業をたたえる声が12日、全国から相次いだ。ゆかりの地も盛り上がり、宮城県は県民栄誉賞の授与を検討することを明らかにするなど、列島が“松山フィーバー”に沸いた。

 松山選手が思いを寄せ続けた被災地やゆかりの地から偉業をたたえる声が相次いだが、父親が経営する地元・松山市のゴルフ練習場関係者によると、テレビ中継を数十人で見守り、勝利の瞬間は歓声が上がったという。

 松山市の会社員正岡慎司さん(52)は「なかなか取れるものじゃない」と興奮した様子だった。

 茨城県大洗町にある、勝村勝一さん(70)経営の旅館には、高校時代の2009年に訪れた際に「世界一」と書いた色紙が飾られている。13年にも姿を見せ「震災では大丈夫でしたか」と気遣ってくれた。テレビで快挙を見届けた勝村さんは「感無量。東京五輪で金メダルを取ってほしい」と話した。

 松山選手が大学時代を過ごした市民からも称賛の声が上がる。仙台市内のゴルフ練習場を訪れた同市青葉区の会社員高橋孝介さん(43)は「震災の年に出場した際も、彼の活躍に励まされた。日本人初の偉業達成はすごい」と目を細めた。

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