ゴジラ、ウルトラマンに続き仮面ライダー“シン化”庵野秀明監督 構想6年かけ発表 

 お披露目された「シン・仮面ライダー」のポスタービジュアル(C)石森プロ・東映
 「シン・仮面ライダー」のロゴ
2枚

 人気特撮シリーズ「仮面ライダー」の初回放送から50年の節目となる3日、都内で生誕50周年企画発表会見が行われ、庵野秀明監督(60)による映画「シン・仮面ライダー」の製作が明かされた。「シン・ゴジラ」「シン・ウルトラマン」に携わる奇才が、構想6年の新たな仮面ライダーを提示する。原作者・石ノ森章太郎氏の二男で石森プロの小野寺章社長(52)は「ライダーの歴史は革新の歴史でもあります」と期待。コロナ禍で当初より2年遅れ、23年3月に公開される。

 ゴジラ、ウルトラマンに続いて、今度は庵野監督が仮面ライダーを“シン化”させる。

 1971年4月3日にスタートした「仮面ライダー」は、現在放送中の「仮面ライダーセイバー」までテレビシリーズ32作が制作されてきた日本を代表するヒーロー番組。小学生時代にリアルタイムの熱狂を体験している庵野監督が「50年前にテレビ番組から受けた多大な恩恵を、50年後に映画作品という形で少しでも恩返しをしたい」と企画し、最初のメモから足かけ6年かけて発表された。

 ストーリーは謎のままだが、71年版「仮面ライダー」を基にした完全オリジナル作品となる。現代社会に54年公開の初代ゴジラを投じ、圧倒的リアリティーで大ヒットした「シン・ゴジラ」と同様のアプローチとなる模様で、庵野監督は「エポックメイキングな仮面の世界を現代に置き換えた作品を、そして、オリジナル映像を知らなくても楽しめるエンターテインメント作品を、目指し、頑張ります」とコメントした。

 撮影はこれから。当初は50周年イヤーに公開するはずだったが、コロナ禍で撮影が後ろ倒しになったという。

 この日は、71年版の1~15話を庵野監督が再構成した特別映像が流され、ライダー2号も登場。「シン・エヴァンゲリオン劇場版」の監督である前田真宏氏が描いたイメージ画が解禁され、漆黒のコートに真っ赤なマフラーを身につけたクールなビジュアルが明らかとなった。

 リスペクトを受け取った石森プロの小野寺社長は「『どんな仮面ライダーがあってもいい』と父・石ノ森章太郎は常々語っていました。監督の挑戦に期待しております」と庵野流の新ライダーを待望。世界公開を視野にしたビッグプロジェクトとなる。

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