渡哲也さん自伝3月27日発売 激動の人生告白…裕次郎さんとの出会いと別れ

 昨年8月に78歳で死去した俳優・渡哲也さんの自伝「流れゆくままに」(青志社)が27日に発売されることが24日、分かった。5度にわたる大病への苦悩や、石原プロモーションの社長を引き受けた理由や退任までのいきさつなど、これまで断片的にしか語ることのなかった半生が、初めて明かされている。

 自伝は、2013年に石原裕次郎さんの二十七回忌法要を終え、翌14年、制作に着手した。当初、自身が目立つことを好まなかった渡さんは何度も出版のオファーを断ったというが、周囲の勧めもあり受諾し、激動の生きざまを克明に語った。

 直腸がんなど自らを襲った病との闘いを振り返りながら、両親や夭逝(ようせい)した兄と末の弟の思い出、青学在学中に日活入りしたエピソードを述懐。半生をささげた裕次郎さんとの出会いと別れ、最愛の妻・俊子夫人や長男、弟・渡瀬恒彦さんへの思いなどがつづられている。

 2015年3月、体調が思わしくなく制作をひとたび断念。しかし、今年1月16日に石原プロが58年の歴史に幕を閉じたことを機に、生前の渡さんが残した貴重な足跡が日の目を見ることになった。

 「運は振り向いてくれたけど病魔には容赦なく襲われた。長く生きることよりも、“生き方”を大切にしたい」。帯には、そんな言葉が紡がれた。最終章となった項では、渡さんの座右の銘「則天去私」が紹介され、「昨日を嘆かず、明日を思い煩わず、日々を『天命』として生きていく。そんな晩年でありたい」と締めくくられている。

 昭和最後の映画スター・渡哲也の哲学は、永遠に生き続ける。

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