坂本龍一 大島渚賞に「該当者なし」…「一つの強烈なメッセージ」

 音楽家の坂本龍一(69)が審査委員長を務める「第2回大島渚賞」記念イベントが20日、都内で行われた。1月21日に直腸がんであることを公表し、療養中の坂本は欠席。第2回で該当者なしとなった理由が代読された。選考対象は、日本で活躍する映画監督(劇場公開作3本程度)で、原則として前年に発表された作品がある監督。

 坂本は「『該当者なし』を避けるために、ギリギリこれか!?という作品がないではなかった。実際に、審査の話し合いに出したが、大島渚の名前を冠した賞にふさわしいかと問われれば、答えは明らかだという空気が蔓延(まんえん)した。『該当者なし』は一つの強烈なメッセージだと思う」との談話を寄せた。

 出席した審査委員の黒沢清監督(65)によると、2人の候補が食い違ったといい、「問答無用にいいじゃんというのがあればよかったんですけど今回は見当たらなかった。(映画監督である)僕は選ばれる身ですから、どなたかを選んであげたいという思いはあったんですが…」と申し訳なさそうに話した。

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