俳優・渡辺徹（５９）が１１日、東京国際フォーラム・ホールＣでミュージカル「アリージャンス～忠誠～」（１２日～２８日）の最終舞台稽古に、主演の濱田めぐみ（４８）、海宝直人（３２）らと参加した。

　第２次世界大戦時下の米国で強制収容所に入れられた日系家族の実話をもとに、家族愛を描いた作品の日本初演。ミュージカル初出演で歌唱も披露する渡辺は「みなさんお忘れだと思いますけども、昔、トップアイドルでございましたから」と自虐的に話して笑わせた。

　自宅で歌の練習をする際には、妻の榊原郁恵（６１）に“ダメ出し”されていることも告白。「歌になるとうるさいんですよ。『ピッチが甘い』とか。年も上だしデビューも先輩だから『はい』しか言えません」と明かし、再び笑いを誘った。

　また、２日に発表された、東京五輪の聖火ランナーの辞退については、あらためて仕事のスケジュールの都合と説明。「走りたかったですよ。本当に残念です」と話した。

　この日は東日本大震災から１０年にあたるため、３人は取材対応前に震災の犠牲者に黙とうをささげた。