南沙良「ドラゴン桜」生徒役 一番“普通”で一番難しい役 ブレーク必至の登竜門

ドラマ「ドラゴン桜」で生徒役を演じる南沙良
ドラマ「ドラゴン桜」で生徒役を演じる南沙良 
 一部解禁された「ドラゴン桜」のポスタービジュアル
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 女優の南沙良(18)が、俳優・阿部寛(56)主演のTBS系ドラマ「ドラゴン桜」(4月スタート、日曜、後9・00)で、東京大学合格を目指す特別クラス「東大専科」の生徒を演じることが9日、分かった。05年放送の前シリーズでは、生徒役だった事務所の先輩にあたる新垣結衣(32)や今作にも出演する長澤まさみ(33)らがブレーク。オーディションで登竜門の扉をこじ開け、民放連ドラ初出演で注目作に挑む。

 映画界を沸かせてきた若き演技派が「ドラゴン桜」に抜てきされた。阿部演じる元暴走族の弁護士が、落ちこぼれ高校生たちを東大に合格させるため奮闘する人気ドラマの16年ぶり続編。東大専科の生徒7人はシルエットだけ公開されており、東大の一般入試合格発表に合わせて1人目の南が解禁された。

 南が演じる早瀬菜緒は、何不自由なく育ってきたが、今まで何かを頑張った経験がないという役どころ。普通がゆえに繊細な演技を求められる難役で、飯田和孝プロデューサーは「一番“普通”だからこそ一番難しい役。オーディションでお会いした南さんの、自然な距離感、しぐさ、声が最も等身大の高校生を表現できると思い、選考させていただきました」と起用理由を説明した。

 前シリーズでは事務所の先輩・新垣、長澤ら現在の主演級が生徒役に名を連ねた登竜門。南は新垣と同じ誕生日で、同じ「ポッキー」のCMに起用されるなど不思議な縁があるだけに、後に続く飛躍が期待される。

 民放連ドラは初出演ながら、女優デビュー作となった17年公開の映画「幼な子われらに生まれ」でブルーリボン賞新人賞に輝くなど、演技に定評があるブレーク前夜の逸材。22年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」への出演も決定している。

 クランクインは今月中旬を予定。現場入りを前に「しっかりと真摯に向き合いながら、学び、吸収がある撮影期間にし、自分の扉を解放して、使える引き出しは全て使っていきたいと思っています」と燃えている。

 ◆南沙良(みなみ・さら)2002年6月11日生まれ。東京都出身。14年に「ニコラ」モデルオーディションでグランプリを受賞。同誌の専属モデルを務める。17年に映画「幼な子われらに生まれ」で女優デビュー。主な主演作は映画「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」「もみの家」。22年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」では源頼朝と北条政子の娘・大姫役を演じる。仏像好きの“仏女”で、京都・三十三間堂の迦楼羅(かるら)王像がタイプという。

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