ウーバーイーツ配達員の報酬減…平均3割下落、一部地域で体系を見直し

 料理宅配サービスのウーバーイーツジャパンが3月から、一部地域で配達員の報酬体系を見直したことが4日分かった。配送距離などに応じて算出する基本料の水準を下げ、報酬総額は平均で約3割下落したとみられる。労働組合「ウーバーイーツユニオン」や複数の配達員への取材で明らかになった。

 今月から福岡県と京都府で新たな報酬体系の運用を開始。新体系の詳しい計算式は不明だが、基本料の水準を引き下げたとみられる。関係者によると、数十人の報酬実績の分析で、1件当たりの金額は平均約300円となり、従来より約150円減った。距離が伸びるほど下落率は大きく、半分以下に落ち込む事例もあった。

 ウーバー側は取材に対し、新報酬体系に関する回答を控えた。

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