柳家花緑、発達障害のストレス緩和で静岡&東京の2拠点生活開始

 落語家の柳家花緑が24日、NHK「あさイチ」に出演。自身が発達障害であることを公表していることから、日々、工夫していることを明かした。

 番組では「大人の発達障害、どう接すれば?」というテーマで専門家などに話を聞いた。実際に発達障害であると診断された花禄も、「大人になって分かった」といい、テレビ番組で自分の悪かった成績を公開し、それでも落語家になれたと語ったところ、自分と同じ症状だと思った視聴者から事務所にメールが届き、それがきっかけで診断を受け、発達障害であることが分かったという。

 10年ほど前に結婚したが、花禄は「基本的に自分のことは自分でやろうとしている」という生活スタイル。そのため、本来は花禄がやるべきことを、妻がやっておいてくれると自然と「ありがとう」と口をつくようになったという。

 逆に、妻がやることを花禄が行うこともあり、日に何度も「ありがとう」が行き交う生活となったといい「ありがとうの連鎖は、愛を育てる連鎖だと思っていて、発達障害がなくても有効だと思う」と語った。

 さらに、忘れ物を何度もしてしまうことから、「仕事の前の日に、冷静な時に支度をする」ように習慣化したが、逆にずっと翌日の支度のことばかり考えるようになってしまったことから、心が安まらないように。

 そのため、現在は静岡県にも自宅を構え、東京との2拠点生活を始めたという。静岡の自宅では、近くに自然や温泉も多く「脳を休める」「自分のライフスタイルに合うようになった」ことから、ストレスがたまらないようになったと振り返っていた。

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