文枝の弟子・桂三四郎が上方落語若手噺家GP優勝「一門に明るいニュース届けたかった」

 2002年から16年までの入門者を対象とした「第6回上方落語若手噺家グランプリ決勝戦」が19日、大阪・天満天神繁昌亭で開催され、桂三四郎(38)が優勝し、桂三実(27)が準優勝だった。

 桂文枝(77)の弟子2人が奮闘した。ネタ「扇の的」で9人の戦いを制した三四郎は「6年連続で決勝に出たが、毎年悔しい思いをしてきた。最近は一門で暗いニュースが続いていたので、何とか明るいニュースを届けたかった。三実とワンツーフィニッシュでと言っていたので、結果に結びついてよかった。ネタの『扇の的』は、那須与一の屋島の戦いが2月19日なのでぴったりと思った」と喜びのコメント。

 「みんな京阪」を披露した三実は「予選と同じ演目でしたが、内容を大幅に変えました。でも、1回も試すことなく18日ぶりに落語をした。一か八かでしたが、うまくはまってよかった。来年こそは優勝を狙いたい」と気合を込めた。

 上方落語協会の笑福亭仁智会長は「9人ともキレッキレだった。リアルな落語を見せてもらった」と出場者の健闘を称えた。

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