八代弁護士、検討委“非公開”に「残念」連発「JOCのポケットマネーならいいが…」

 国際弁護士の八代英輝氏が17日、TBS系「ひるおび!」で、森喜朗会長の後任を選ぶ検討委員会が非公開とされたことに、会長は巨額のお金を動かすことから、非公開では「国民の理解を得られない」と指摘し、非公開を決めたスポーツ界に「残念」との思いを訴えた。

 番組では、候補者検討委員会について特集。検討委員会については、委員長の御手洗冨士夫氏以外は非公開とされていたが、8人のメンバーや、会合を行っているホテルなども報じられている。

 さらに番組では、前日にMBSの総合情報番組「ミント!」に出演した検討委員の田中理恵氏のインタビューVTRも放送。田中氏は自身が検討委員かどうかについても「お答えできない」と語るなど、非公開という前提から終始、歯切れが悪い物言いだった。

 八代弁護士は「私は、密室人事の批判に対し、政府からも透明性を求められて、それの答えがメディアが殺到する可能性があるから人選申し上げられない、中身も申し上げられない、後日公表するという決定を取られたことを非常に残念に思っています」とキッパリ。

 また、「JOCの方々のポケットマネーで開催する大会ならいいが、1兆、2兆というお金を使う中で、多くの国民の理解を得ていかなければならない」と、非公開では国民の理解を得るのは困難とも指摘。それでも「議事はあとで公開するので透明性は保たれました、という判断をスポーツ界の方々がしたことが、ぼくはすごく残念」と、“残念”を繰り返した。

 今回の後任人事を決める作業は、国民の理解を得る後押しの「大きなチャンスだった」とも指摘。「それが今まで通りの従前の日本社会の物の決め方で、あとで公表しますというお茶の濁し方で済ませてしまったのは、すごく残念」と言うと、恵俊彰も「単純に言うと、そんなに言えないことがあるんですか?とかえって勘ぐる」と同調。

 「言葉を選びますよって、『ひるおび!』非公開でってあり得ない。(非公開だから)言いたいこと言えるな!ってそんな番組ではない。公開しても言いたいことは言える」と、番組を例に挙げ、公開でも言いたいことは言えるのでは?との思いを語っていた。

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