小池知事 川淵氏白紙質問に「透明性」…東京にとって発信のチャンス
東京都の小池百合子知事が12日午後、都庁で定例会見を開いた。会見直前に、女性蔑視ととられる発言の責任を取り、辞意を固めた東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長(83)の後任に、川淵三郎氏(84)が就く案が急転白紙となったことが伝わったことに、見解を述べた。
小池知事は、森会長の後任決定に関しては「世界から注目を集めている」と指摘した。
これまでの森会長の働きには「敬意を表したい」としたうえで、今回の問題に関しては「じゃあどうするのか。どのような決め方をするのか。手続きの透明性を世界が見ている」と語った。
2020大会の考え方を世界に発信する必要があるとし、「組織委員会でご議論あろうかと思いますが、注目されている。東京にとっては発信のチャンス」とした。