小池発言で急転?「バイキング」で賛否両論「トップがこんな…」「希代の天才」
フジテレビ系「バイキングMORE」が12日、東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長(83)が辞意を固めたことを特集。小池百合子東京都知事の発言で急転した側面もあることを伝え、その言動に賛否両論が飛び交った。
番組では、小池都知事の発言が当初から大きく変化していることを紹介。森会長の“女性蔑視発言”の謝罪会見があった4日の都庁登庁時には「話が長いのは人によるんじゃないでしょうか。私自身も困惑している」と軽い反応だったが、翌日5日の登庁時は「そもそも発言については私自身も絶句いたしましたし、あってはならない発言だと思っております」と強いトーンに変わった。
そして10日の登庁時には、今月開催予定の4者会談について問われ「今ここで4者会談をしても、あまりポジティブな発信にはならないんじゃないかと思いますので、私は出席することはないと思います」と踏み込んだ発言をしたことを伝えた。
ジャーナリスト・鈴木哲夫氏は、一連の言動を「最近小池さんはある種のスイッチが入って…。何のスイッチかというと、オリンピック何としてもやりたいっていう思い」と解説。「森さんの話が最初に出たときに、これでいろいろ騒ぐとマイナスになる、これは俗に言う永田町的とは言わないけど、謝って終わりでしょうがないという感じだった。ところがその後、都庁にものすごい抗議が来て。ボランティアが辞めるっていうのがものすごいショックが大きかったらしい。その辺で土日ぐらいに言うべきことは言おうと、いろいろと言葉を考えていたらしい」と、都庁への抗議が大きかったと説明した。
さらに鈴木氏は、この日の組織委員会の会合の行方を見守った上で、森会長続投の流れが変わっていないようであれば、自身の定例会見で「次は何を言おうかと一生懸命考えていたと聞いている」と舞台裏を伝えた。
MCの俳優・坂上忍は「僕は前から言ってるけど『出席することはない』と、開催都市のトップがこんな発言をしていいのかなと普通に思っちゃった」と、4者会談への欠席を表明したことを疑問視。
フリーアナウンサーの南美希子は「当事者としてはいかがなものかと思いますけど、ただやっぱり小池さんってご自分がどう見えるかって綿密に計算して発言してらっしゃると思う。男性社会の中でものすごく苦労して、議員時代からそこをくぐり抜けてきて、反対に男性を手玉に取ると言ったら大変失礼な言い方ですけど、そうやって転がして今の地位にいるっていうことを考えると、女性の中でも特異な位置にいるけど、ある意味では希代の天才ということだと思いますけどね」と、複雑な言い回しで評価した。
