吉村知事 入院拒否の刑事罰は慎重「強制入院できない事例ある」「想像しづらい事情」

 大阪府の吉村洋文知事(45)が29日、府庁で会見。国会で特措法改正案から削除された、入院拒否した感染者らへの刑事罰に関して「慎重にならないといけない」と話した。

 吉村知事は昨年12月に府内で自宅療養中の母娘が死亡した事例をあげ、「みなさん想像しづらいと思いますけど、入院を拒絶される方はいらっしゃいます。家庭の事情とか本人の事情とか色々本当に。メディアでは何人亡くなられたとか数字だけ出ますけど、中には入院を希望されない方、僕らが聞いても(強制)できないなという方がいるのも事実です」と語り、「入院拒否者が感染を広げているかというとそうではないんじゃないか」と述べた。

 亡くなった母娘は高齢で、保健所からは入院を勧められたが「家庭の事情」により入院せず、自宅療養中に容体が急変したという。

 「事情」については個人情報のため非公表としたが、「刑事罰の適用というのは慎重にならないといけない。『確かにこれは無理やり強制できない』という事があります」と沈痛な表情で繰り返し話した。

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