橋下氏 ワクチンめぐる齟齬に苦言「政府への信頼落とす」河野氏にエールも
元大阪府知事、元大阪市長で弁護士の橋下徹氏が24日、フジテレビ系「日曜報道THE PRIME」に出演し、新型コロナウイルスのワクチン確保を巡るワクチン担当の河野太郎行政・規制改革相と坂井学官房副長官の齟齬(そご)に苦言を呈した。
坂井氏は21日、「6月までに接種対象となる全ての国民に必要な数量の確保を見込んでいる」と説明したが、河野氏は翌22日、「情報の齟齬があった」と否定し、見解が割れた。
橋下氏は「ワクチン(接種を)実施してくれればいいので、僕はこんな発言の齟齬を、そんな細かなところはあまり気にしていない」と、自身はこの齟齬を問題視しないと前置きした。
その上で「ただ、多くの国民は、こういう内部の齟齬っていうものがまた伝わるとですね、政府に対する信頼を落としてしまうので。河野さんも、坂井さんはケンカ相手じゃないので。僕もケンカ相手の時はガンガン表でケンカしますけど、役所の内部で、ケンカしちゃいけないところの話をですね、表にケンカ状態を見せるなんてことは絶対しないわけですよね。河野さんも、坂井さんとある意味タッグ組んで行かなきゃいけないわけだから、もうちょっと事前にすりあわせした上で、スケジュール変更をするって発信すればいいのにな」と苦言。
最後は「河野さんの方が、スケジュールをきちんと組み立て直して実証してくれればいいと僕は思っています」と、河野氏にエールを送っていた。