コロナ国内死者5千人超え 第3波でペース加速

 国内で確認された新型コロナウイルス感染症の死者が23日、累計で5千人を超えた。昨年11月ごろから本格化した流行「第3波」の拡大に伴い死者の増加ペースが加速し、歯止めがかからない状況だ。

 累計の死者数が千人増加するのにかかる日数は次第に短くなってきている。死者が千人を超えたのは昨年7月20日で、11月22日に2千人を超えるまでには4カ月余りかかった。だが1カ月後の12月22日には3千人、さらに半月余り後の今月9日に4千人、そこから半月で5千人を超えた。

 感染者は新たに4700人以上が確認された。東京1070人、大阪525人、神奈川521人など。厚生労働省によると、重症者は前日から2人減って1009人となったが千人台を維持。医療関係者は「このまま感染拡大が続けば、救える命が救えなくなる恐れがある」と危機感を強める。

 1日の死者数は昨年12月まで、おおむね60人以下で推移していた。今月になって70人を上回る日が出るようになり、19日は初の100人超えとなる104人、22日は108人が報告された。

 一方、政府の新型コロナ対策分科会による感染状況の6指標は、緊急事態宣言の対象地域を中心に厳しい状況が続く。指標のうち、直近1週間の10万人当たり新規感染者数は、岐阜と愛知を除いた宣言対象9都府県と、対象外の沖縄で「ステージ4」(爆発的感染拡大)となっている。

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