山口二郎教授 菅首相演説「国民のために働く」は同語反復…施政方針演説

 山口二郎法政大学教授が18日、ツイッターに新規投稿。菅義偉首相がこの日に国会で行った施政方針演説について「まずは国民のためにならなかった政策を反省、撤回することから始めるべき」と批判した。

 「総理大臣が国民のために働くというのは、八百屋が野菜を売りますというのと同じトートロジー」と投稿。トートロジーとは同語反復のことで、山口教授はその例として「八百屋が野菜を売る」としている。続けて山口教授は「まずは国民のためにならなかった政策を反省、撤回することから始めるべき」と記した。

 山口教授は別の投稿で、菅首相がワクチン担当大臣に河野太郎行革担当相を選んだことに、「たとえ河野太郎氏が有能であるとしても、わざわざワクチン接種担当大臣を置く理由が分からない。実務は厚労省、自治体のラインで執行するしかない。別のラインを作るのは、混乱を招くだけではないか」と指摘した。

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