大学共通テストで鼻出しマスクで不正行為 6度注意も従わず 文科省「対応は適切」

 文科省は18日、16日に行われた大学入学共通テストの東京試験会場でマスクを正しく着用せず不正行為と認定された受験者がいた件について補足説明を行った。

 今回の事案について経緯を説明し、

 ◆地歴・公民の試験時間開始当初から、マスクから鼻を出したまま受験している受験生がいたことから、当該試験室の監督者から計6回にわたり、正しくマスクを着用するよう指示し、6回目の指示の際には、次は不正行為になることを本人に伝達。

 ◆しかしながら、引き続き指示に従わないため、英語のリーディングの試験時間中に、監督者が、監督要領に従い、不正行為通告書を本人に提示し、不正行為であるため試験を継続できないことを通告。

 ◆別室への移動を求めたが、本人は、これが自分の正しいマスクの着用である、不正行為の指示はおかしいと応じず、リーディングの試験時間終了後もそのまま自席を頑として動こうとしなかったため、リスニング試験への影響を考え、やむを得ず他の受験生を別室に誘導。

 ◆その後不正行為であることを改めて本人に通告した。

 と時系列で説明。その上で「感染症対策上、正しいマスクの着用方法として『鼻と口の両方を確実に覆う』ことは、政府としても啓発しているところであり、マスクの着用については、感覚過敏等によりマスクの着用が困難な場合は別室での受験を申請することができることも併せて、受験生に予め周知を行っています。また、監督者等の指示に従わない場合は不正行為となり、それ以後の受験はできなくなること、受験した大学入学共通テストの全ての教科・科目の成績を無効とすることについても、予め周知を行っています。こうしたことも踏まえ、今回の監督者の対応は適切なものであったと考えています」と、適切な対応であったことを強調した。

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