志らく 杉並区長の成人「信頼する」発言に「一見美しいが…危機管理能力なさすぎる」
落語家の立川志らくが12日、TBS系「グッとラック!」で、成人式を開催した杉並区長に対し「危機管理がなさすぎる」と訴えた。杉並区長は成人式典で成人を「信頼したい」と開催した理由を語っていた。
番組では冒頭、前日行われた各地の成人式の様子を放送。一部では酒瓶を回しのみするなど、新型コロナ感染のリスクが高まる行為をしている若者の姿も放送した。
このVTRに志らくは渋い顔。先週の放送では、成人式を行うことで、若者が街に繰り出し、感染リスクを広める可能性があると強く訴えていたが、ある意味予想が当たる結果に「みんなが騒がず、おとなしく帰るならカメラに向かって謝罪するとまで言いましたが、大半の人は守っておとなしく帰ったが一部、バカなやつらがいて」とあきれ顔。「こいう連中は時がたてばわかるかもしれないが、今はバカだから何言ってもわからない」と吐き捨てた。
さらに、成人式を行った杉並区の田中良区長が、式典で「私はまず、あなたたちを信頼したい」と語ったことにも触れ、「いちばんよくないのは『皆さんを信頼する』と。一見ものすごく美しい言葉に聞こえるが平時ならいいけど、今は有事、この大変な状態で危機管理能力がなさすぎます」とバッサリ。
さらには「最悪を想定して物事を進めなければいけないのに、一部若者が大騒ぎして、そこから感染ひろがる可能性もあるわけで、杉並区長だけじゃなく、今の国のトップもそう。最悪を想定して物事をすすめてない」ともコメント。
若者が街に繰り出し、感染を広めれば、「下手したら人が死んでしまうことがある、その想像力が(一部若者には)欠落している」とも指摘し「だから大人が怒鳴りつけてでも教えていかなくちゃ行けない」と強く訴えていた。