ショートムービーアプリ「ＴｉｋＴｏｋ」（ティックトック）で人気の“ギャル芸人”エルフ荒川（２４）が４日、大阪市内で行われた、若手ひとり話芸ナンバーワン決定戦「Ｒ－１グランプリ２０２１」１回戦に出場。金髪と派手なメークでギャルあるあるネタを披露し、２回戦進出を決めた。

　ゆりやんレトリィバァ（３０）から誕生日にもらったイブサンローランの香水をつけて２度目のＲ－１に臨んだ荒川は「前回は１回戦を通っただけ。今回の目標は決勝」と気合を込めた。

　中高生時代からギャルに憧れながら、校則を守って黒髪をキープ。吉本興業の養成所（ＮＳＣ）入り後、髪を金色に染めて“ギャルデビュー”した荒川は「ギャルを好きになって欲しいという使命感」からネタを作成しているという。

　この日のネタをヘルプした「エルフ」の相方・はる（２４）からは「好きにやり」と言われているという。コンビでも昨年の女性芸人ナンバーワン決定戦「ＴＨＥ　Ｗ」で準決勝まで進むなど注目株だ。

　荒川は年末年始にもプチブレークした。３１日深夜の日本テレビ系「ぐるナイおもしろ荘！！」や２日のＭＢＳテレビ「痛快！明石家電視台正月スペシャル」などに出演。両手を広げて「で～す」という決めゼリフでインパクトを残し、ＳＮＳへのコメントが激増した。

　「－電視台」ではＭＣ・明石家さんま（６５）の娘・ＩＭＡＬＵ（３１）が荒川ファンとアピール。さんまから「あとで娘にサインいただけますかね」とおねだりされた。

　自称「有村架純」、他人からは「ゴリラ」と呼ばれるスッピンから、１時間半のメイクで大変身する荒川。使い回して汚くなったつけまつげを買いだめするため、Ｒ－１の優勝賞金５００万円を虎視眈々（たんたん）と狙っている。

　なお、この日は紅しょうが稲田美紀、ラニーノーズ山田健人ら計４４人が２回戦進出を決めた。