大みそかに放送される「第７１回ＮＨＫ紅白歌合戦」（総合など、後７・３０）のリハーサル２日目が３０日、東京・渋谷のＮＨＫホールや同局のスタジオで行われた。白組司会の俳優・大泉洋（４７）は、総合司会を務めるウッチャンナンチャン・内村光良（５６）、紅組司会の女優・二階堂ふみ（２６）と取材に対応。しゃべり過ぎを危惧する声に必死で反論するなどして何度も笑いを誘いながら、立派に初の大役を務めることを誓った。

　台風の目といえる存在に、周囲は戦々恐々？だ。４年連続総合司会の内村は「非常に頼もしい２人。助けてもらっている」と言いつつ、リハーサルでは後半で予定を４分オーバーしたことを暴露。「若干しゃべり過ぎる部分がありまして。これをいかに私が御していくか」と、大泉をポイントに挙げた。

　二階堂からも「たくさんお話をされるので私は簡潔に」とイジられた大泉だが「全部私なんですか！？相当リハは抑えてますよ」と反論。予定通りに進行できなかった場合は「全部、総合司会のせいだと思ってます」と開き直り、笑いを誘った。

　また、けん玉企画にも参加する大泉は「練習では全然落とさなかったのに、リハーサルでは３回も落としました」と告白。「本番はどうなるのか。ちょっと怖い」と不安を口にする姿に、内村は「そのせいで曲が途中で終わっちゃったんです」と笑った。

　無観客での開催。それでも、内村は「記憶に残る紅白になるんじゃないかな。お客さんがいない分、歌がダイレクトに届くのでは」と期待し、二階堂も「今までにない紅白として楽しんでもらえたら」と呼びかけた。

　持ち味のトーク力を逆に心配される大泉も、故郷・北海道からの心配する声には「案ずるな道民！皆さんが応援し続けた私が、完璧に紅白をやります！！」と宣言。「北海道の皆さんに恥をかかせないように頑張りたい」と、力強く道産子の意気込みを口にした。