橋下徹氏 安倍前総理は「議員辞職やむなし」

橋下徹氏=2015年12月18日撮影
「桜を見る会」問題を巡る記者会見で、頭を下げる安倍前首相=24日午後6時6分、国会
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 元大阪府知事で大阪市長、弁護士の橋下徹氏が24日、カンテレの夕方の報道番組「報道ランナー」に生出演。安倍晋三前総理の講演会が主催した「桜を見る会」の前夜祭をめぐる費用補填問題について、「議員辞職もやむなしなんじゃないか」と述べた。「安倍政治は基本的に賛成」という立場の橋下氏だが、「この件だけは残念でなりません」と話した。

 東京地検は24日、安倍氏の公設第1秘書を政治資金規正法違反の罪で略式起訴し、安倍氏自身は不起訴処分とした。1人あたり5000円の会費で行った夕食会について、安倍氏側は費用の補填はしていないと国会などで説明してきた。

 橋下氏は「政治資金規正法違反の罪については、秘書が略式(起訴)となって、政治家が不起訴となるのがだいたい慣例なんですよ」とした上で、「それとは別に、補填してたか、領収書出てたのか、安倍さんがホテルに確認すれば全て事実ははっきりしたわけです。その確認をせずに、国会において、国会というのは、国権の最高権威の機関であって、そこで発言するというのは、相当確認の上でやってもらわないと。前提が全部崩れちゃうわけです。それを全部確認せず、ずっと事実と違うことを答弁してたというのは、僕はもう残念でならないし、議員辞職もやむなし、なんじゃないのかなと思ってます」と国の最高権威機関である国会で事実と違う答弁を繰り返していた責任の重さを指摘した。

 議員辞職やむなし、とまで発言した真意については、「だって、国会でそういうことがまかり通るんだったら、みんな国会議員、いい加減に発言しますよ」と説明。自身は知事、市長時代、地方議会で発言する際、時に自身で書面を確認するなど「相当確認して」答弁していたことを明かし、「今回はホテルに1本電話すれば全てが分かったこと。これだけ野党から追及受けたんだったら、1本電話したら済むんだから」ときっぱり語った。

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