中村泰士さん死去、肝臓がん 今月5日に客船で歌唱「生きて!音楽人生最終章を」も力尽く

 ちあきなおみさんの「喝采」や細川たかしの「北酒場」「心のこり」などを作曲した作詞作曲家で歌手の中村泰士さんが肝臓がんのため、20日午後11時50分、亡くなった。81歳。奈良県出身。葬儀は24日、身内のみで大阪市内の寺院で執り行った。

 中村さんは9月末ごろ体調不良を訴え、10月初旬の検査で肝臓がんと診断された。退院後の10月30日から抗がん剤による治療を受けながら、11月14日にはステージ復帰した。

 11月16日には肝臓がんを公表。「勇気を持って最先端治療を受けさせて頂き生きて!音楽人生最終章を完成させたいと願ってます」と気力あふれるコメントを発表し、「新薬の治療」という抗がん剤による治療を続けてきた。

 最後の歌唱となったのは今月5日。大阪港を出港した客船内で、ライブを行ったのが最後のステージとなった。

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