クリープハイプ尾崎世界観、芥川賞候補に「やっと心から大きな声を出せました」

 第164回芥川賞、直木賞(日本文学振興会主催)の候補作が18日付で発表された。直木賞にはNEWS・加藤シゲアキ(33)の「オルタネート」など6作が、芥川賞にはロックバンド「クリープハイプ」のボーカル・ギター、尾崎世界観(36)の「母影」など5作がノミネートされた。選考会は来年1月20日に開かれる。

 尾崎は、2012年にメジャーデビューしたロックバンド「クリープハイプ」のボーカル・ギター担当として活動しながら、2016年に小説「祐介」で作家デビューした。その後も著書「苦汁100%」「苦汁200%」「泣きたくなるほど嬉しい日々に」などを上梓し、注目を集めている。

 ノミネートされた中編小説「母影」は、コロナ禍の中で完成させた作品。母子家庭で育ち、学校に友達がおらず、放課後は母親が働く店ですごしている小学校低学年の女の子を主人公にした物語。

 尾崎は「知らない番号からの着信を見た時、その番号から改めて着信があって候補になったと知った時、喜びを通り越してなぜか怒りが湧いてきました。今までの悔しさや情けなさの全部が、一気に声になって気がついたら叫んでいました。新型コロナの影響でライブもできない中で、やっと心から大きな声を出せました。本業もしっかり頑張ります」とコメントした。

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