加藤茶、引退危機からの復活を告白 大量吐血で救急搬送、生涯透析の手前で数値回復
タレント・加藤茶(77)が12日、45歳下の妻でタレントの加藤綾菜(32)とともにMBS・TBS系「サワコの朝」に出演した。
2011年の結婚後、14年に71歳で患ったパーキンソン症候群を克服した加藤だが、その後大量に吐血して救急搬送された際、引退危機に陥ったという。綾菜は「寝室全部、血の海っていうくらい。食道かどこかが裂けてしまって。血がほぼなかったんで輸血して」と告白。
加藤も「そのとき人工透析した。じん臓がすごい弱ってるって。もしかしたら、透析を一生やんなきゃいけないかもしれないって言われて。『これで数値が落ちなかったら、明日から一生これ(透析装置)をつけます』って」と振り返った。
綾菜は「1週間、透析して、『来週の月曜日までに数値が戻らなければ、もう仕事もできない。ずっと透析しないといけない』って」と付け足した。意識がもうろうとする夫に、綾菜は、加藤と志村けんさんとの階段落ちコントを携帯動画で見せたところ、「クスクス笑うようになった」と回復の兆しを見せたという。
そして、“期限”の2日前の土曜日に加藤の意識が少し回復。綾菜が「もう1回舞台に立ちたいよね」と思いを聞くと、「もう1回舞台に立ちたい。元気になってたくさんの人に笑って欲しい」と返ってきたという。加藤は「(言った)みたいですね」と記憶にないとしたが、魂の叫びだった。
綾菜は「(舞台への思いを)ぶつぶつ独り言のように言うようになって、全部数値が月曜の朝に戻って『もう透析しなくても舞台にまた立てますよ』って言ってもらえた」と明かすと、加藤は「やっぱり頑張んなきゃと思ったんでしょうね。きっとね」「死ぬまでコメディアンでいようと、そういう気になったんですね」とうなずいた。