不振の楽天・浅村栄斗「こんな成績で使い続けてくれているので」打率2割前半の35歳が逆転満塁弾 目を拭った吉井監督に感謝「失敗しても立ち向かって」
「楽天12-8オリックス」(16日、楽天モバイル)
楽天が4時間22分、両軍20得点の激戦を制して勝利。今季2度目の同一カード3連勝。ともに吉井監督が就任後のもので、楽天モバイルでは25年8月のオリックス戦以来となった。
六回に2番手・内が乱れて4点を奪われて3-5とされた。その直後の六回1死満塁だった。
浅村が岩崎の初球の直球を捉えると、打った直後にスタンドインを確信。逆転の7号グランドスラムに、ベンチでは吉井監督が目を拭う場面もあった。
今季は76試合で打率・212、6本塁打、26打点と苦しんできた。プロ18年目のベテランは、試合後のヒーローインタビューで「久しぶりに完璧でした。あと、あの…こんな成績で監督が使い続けてくれているので何とかしたいなという気持ちで打席に入りました」と吉井監督に感謝した。
インタビュアーから吉井監督が「浅村選手が結果が出ていなくても打席に向かっていく姿に若手に感じるものがあるだろう」と話していたことを伝えられると、「周りからすれば『はよ、打てよ』という気持ちも少なからずあると思うんですけど、日々…失敗しても立ち向かってやっていこうとは思っているので。一瞬ですけど報われて良かったなと思います」と話した。
さらに通算313本塁打を放ってきたベテランは「いや、もう本当に一番うれしいかもしれないです」と話すとスタンドからは再び大きな拍手が湧いた。
ベースを一周する時は表情を変えなかったが、ベンチで手荒い祝福を受けると、口元を緩めた。「いやもう本当にうれしい限りですし、あんなに喜んでもらえることに感謝です。ありがとうございます」と話し、「本当に毎日相手が違うピッチャーですし、なかなか今はすぐに状態が上げられない現状にいるんですけど。1打席でも1試合でも早く、ベストな状態をつくれるようにと思っています」と巻き返しを誓った。
