吉本新喜劇・船場太郎さん死去 「せん・ばたろうです」のギャグで人気、81歳
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吉本新喜劇の元人気俳優で、大阪市議6期、大阪市会議長を務めた船場太郎(せんば・たろう、本名松原昌平=まつばら・しょうへい)さんが27日に死去した。81歳。大阪市出身。大阪市会の関係者がこの日、明らかにした。遺族の意向で、葬儀は密葬で営まれる。
船場さんは大阪府立旭高校を卒業後、1965年に吉本新喜劇に入団。花紀京さん、岡八朗さん、木村進さんらと新喜劇の黄金期を築いた。二枚目のボンボン(坊ちゃん)役が多く、「せん・ばたろうです」などのギャグで人気を集めたが、91年に退団した。
同年、大阪市議選に都島選挙区から無所属で立候補。チャーリー浜、間寛平、原哲男さんらタレント仲間の応援も得て当選し、自民党に入党した。
2003年には大阪市会議長に選出された。05年には大阪市長選への立候補を表明したが、公明党の推薦が得られず断念。19年5月21、22日には木村さんの通夜、告別式に参列していた。