吉村知事 ホテル療養から“脱走”4件、対応に苦慮「ご理解を」

 大阪府の吉村洋文知事が23日、読売テレビの報道番組「ten.」に生出演。新型コロナウイルスの軽症者・無症状者が使用するホテル宿泊療養への理解を求めた。

 大阪では、8月に50代男性が警備員ら7人の説得を振りきり、ホテル敷地から強行外出してコンビニやピザ屋に立ち寄るなどし、警察に通報して捜索するなど、宿泊療養からの“脱走”事案が4件報告されている。

 本村健太郎弁護士から「ホテルから勝手に出ていく方の管理は大丈夫?」という質問も出た。吉村氏は「大阪では今まで4例、ホテルから勝手に出て行かれる方(事案が)起きています。どうしても警備員さんが止めても、振り切って出られる」と説明。

 「実は元気な方も多いんですね」「ホテル療養入った時しんどいのはしんどいと思う。そこで10日間なり外に出ないというのは大変」と、無症状や軽症の場合、ホテルの部屋から一定期間出られないしんどさに理解を示した上で、「ホテルで管理してる方も大変な状態。羽交い締めみたいにできないですから、(相手は)感染してるわけですから。ホテル療養の(部屋)数は確保してます。(でも)運用で回していくのはどうしても大変。そこは府民の皆さんもご理解いただきたい」と、罰則はないが、宿泊療養のルールに協力してほしい、と訴えた。

 強行外出などに対する罰則条例については、「罰則を逃れるために(感染者が)隠れちゃうこともある。罰は、感染を抑止する目的を考えた場合、反対の方向に動くこともあるんじゃないか」と否定的な考えを示した。

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