北村匠海、涙こらえ登壇「僕はかわいそうではない」伊藤抜きの映画公開舞台あいさつ
東京都渋谷区で乗用車を運転中、バイクに衝突し、2人に重軽傷を負わせて立ち去ったとして、自動車運転処罰法違反(過失傷害)と道交法違反(ひき逃げ)の疑いで29日に逮捕された俳優の伊藤健太郎(23)が30日午前、警視庁から送検され、同日夜、留置先の東京湾岸署から釈放された。東京地検が勾留請求しなかった。警視庁は任意で捜査を続ける。
この日は、伊藤がメインキャストで出演している「とんかつDJアゲ太郎」が公開され、主演の北村匠海(22)、山本舞香(23)、浅香航大(28)、池間夏海(18)、二宮健監督(28)が都内で舞台あいさつを行った。伊藤も参加予定だったが、司会のフジテレビ・佐野瑞樹アナウンサー(48)が「昨日の報道を受けて欠席となりました」と案内した。
北村は公開を迎えた心境を「正直、この映画をフラットに見てくれる人がどれくらいいるか不安がありました。ここに立つことも少し怖かったり…」と声を詰まらせながら吐露。撮影を振り返るうちに笑顔となったが、締めのひと言で再び感情が高ぶった。
「僕は決して…かわいそうなヤツではないし、とても幸せ者だと思います。人に恵まれ、支えられて」。涙をこらえて言葉を紡ぐと、退場前の全員での一礼では、誰よりも長く頭を下げ続けた。
伊藤との熱愛が1月に報じられた山本は明るく振る舞った。観客に向かって何度も手を振り、「今日から皆さんでこの映画を育ててもらえたら」と呼びかけた。
映画には9月に大麻取締法違反(所持)で逮捕、起訴された伊勢谷友介被告(44)も出演。関係者によると、伊藤、伊勢谷被告の出演シーンはそのままだという。