伊藤健太郎容疑者 ひき逃げ 逮捕「気が動転してパニックに」4月にも物損事故

 俳優の伊藤健太郎容疑者(23)が29日、自身が運転した乗用車でバイクに衝突後、現場から立ち去ったとして、自動車運転処罰法違反(過失傷害)と道交法違反(ひき逃げ)の疑いで逮捕された。伊藤容疑者は「バイクとぶつかった後に現場から離れてしまったことについては間違いありません」と容疑を認めているという。30日に都内で出演映画「とんかつDJアゲ太郎」の公開初日舞台あいさつに登壇予定だったが取りやめになるなど、人気俳優逮捕の余波は広がっている。

 出演映画の公開がきょうから2週続けて予定されるなど、飛ぶ鳥を落とす勢いの若手実力派俳優がなぜ-。この日、警視庁原宿署から東京湾岸署へと移送される際の伊藤容疑者はマスク姿でわずかに身をかがめ、じっと前を見据えていた。

 事件は28日午後5時45分ごろ、渋谷区千駄ヶ谷一丁目、国立競技場と東京体育館の間を通る外苑西通りの交差点で起きた。青山方面から新宿方面に走行していた伊藤容疑者運転の自家用車がUターンしたところ、反対車線を前方から走行してきた男女2人乗りの250ccバイクの右側と衝突。バイクは転倒し、女性は3メートルほど飛ばされた。

 伊藤容疑者は現場にとどまらず、そのまま走り去った。しかし、事故を目撃した70代男性が車で追跡。現場から百数十メートル先の地点で伊藤容疑者に追いつき、現場に戻り、救護するように説得し、伊藤容疑者は従い、数分後には現場に戻ったという。女性は左足の骨を折る重傷、男性は左腕を打撲した。伊藤容疑者にけがはなかった。

 伊藤容疑者はその後、警察の聴取に応じ、29日未明に一度、自宅に戻った。しかしこの日午前、改めて原宿署への出頭依頼に応じ、午前10時3分、過失運転致傷と道交法違反の容疑で逮捕された。現場は転回禁止ではなかったという。

 警察の聴取には「バイクとぶつかった後に現場から離れてしまったことについては間違いありません」と容疑を認め「買い物途中で道に迷った。気が動転してパニックになった」と供述している。また今年4月にも東京・文京区内で自身が運転中に物損事故を起こしていたことも明らかになった。その際は自ら通報したという。

 伊藤容疑者の所属事務所はこの日、ホームページにコメントを掲載。「本人の不注意によりバイクと接触し、事故を起こしました」とした上で謝罪した。今後については「捜査の推移を踏まえた上で、皆様にご報告をさせて頂ければと思います」と説明している。

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