坂上忍、バイキング小出恵介特集に疑問「一番の根幹抜けてる」スタジオも緊張感

 俳優の坂上忍が22日、フジテレビ系「バイキングMORE」で、俳優復帰を果たした小出恵介の特集で、小出自身が過去の事件の説明責任を果たしていないことから、復帰について手放しで応援はできないという思いを語り、番組の構成にも異を唱えた。

 番組では、17年6月に未成年女性との飲酒などが報じられ、無期限活動停止となり、今年8月にMISIAの事務所に所属し本格的に活動を再開した小出について特集。番組独自秘話として「なんでもやらせてほしい、通行人でも構わない」と一から俳優活動をスタートさせていることなどを紹介した。

 これに坂上は「現実として、小出君ははめられたんじゃないかと一部報道がありましたが、その真実というものに対して明らかにする行動が無かったのは事実」と、小出が会見などで本人の口から事情を説明することをしなかったことを指摘。

 その上で、今回の番組のコーナーの作りが小出の再起を応援するような流れになっていることに「このコーナー自体の構成にはなはだ疑問」「そこら辺を抜きにしてどうやって小出君頑張れと…」と疑問を口にした。

 過去、スキャンダルを起こした芸能人が会見で火だるまとなったことも挙げ、けじめをつけた人には「肯定はしないがセカンドチャンスあってしかるべきと言える」としたが「一番の根幹がすっぽり抜けてる人に対し、小出君うんぬんじゃなく、それをぼくが言ったら、さらしものになってまで説明した人へ顔向けできない」との思いを訴えた。

 坂上は、会見をしなかった小出を責めているのではなく、小出を応援するような流れとなっている番組の構成に納得がいかないようで「この根幹無くして彼を語ることはできない」とぴしゃり。

 多くの芸能人が小出を応援しているということにも「人徳」「ぼくも会ったら好きになっちゃうだろうなと思う」としたが「ただこういう番組やっていると、極力うそはつきたくない」とも語り「何年間か、レギュラーの人から無理矢理言葉を頂き、きつい事も言って頂いた中で、これにすんなり『はい、わかりました』と、乗っかれと言われても50過ぎてそんなことはできない」と言い切り、スタジオも緊張感に包まれていた。

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