映画「夜明けを信じて。」の公開初日舞台あいさつが１６日、都内で行われ、主演の俳優・田中宏明（２８）、ヒロイン役の女優・千眼美子（２５）、赤羽博監督（６９）らが登壇した。

　作品は現代に現れたヒーローの実話をリアルに描いた物語。すでにスペインの「マドリード国際映画祭」の長編外国語映画部門で最優秀作品賞を受賞するとともに、アメリカの「サンディエゴ国際映画祭」の公式選出作品に選ばれるなど、国内外で高い評価を得ている。

　トークで千眼は「（アナウンサー役を演じて）普段のお芝居と違い、一点を見つめて情報を伝えるのが難しかったが、あまりＮＧも無く（良かった）」と胸を張った。

　最後に田中は「本当に素晴らしい映画になった。志高く、毎日勤勉に努力し多くの人のために役に立っていこうというメッセージを、私自身役を通じて受け取った。世界中の方々に見ていただきたい作品」と力強く語り、映画の大ヒットを祈念した。