「半沢直樹」令和ドラマ最高視聴率!30%超え 半沢&大和田続編におわすラスト

 27日に15分拡大で放送された俳優・堺雅人(46)主演のTBS系ドラマ「半沢直樹」の最終回(第10話)が、平均世帯視聴率32・7%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)を記録したことが28日、分かった。30%の大台を突破したドラマは、2013年の前作最終回以来。平成の民放連ドラ1位の視聴率を記録した怪物シリーズが、令和でもドラマ視聴率トップを獲得した。コロナ禍で当初予定の4月開始が3カ月遅れたが、影響を感じさせない快進撃。時代が変わっても変わらぬ熱狂を生み出し、有終の美を飾った。

 怪物は7年たっても怪物だった。視聴者をテレビの前に張り付けにした「半沢直樹」が、貫禄の「令和ドラマ1位」「今年ドラマ1位」のフィニッシュを決めた。第9話の24・6%から大幅増で大台を突破。ドラマでは「平成1位」だった前作最終回の42・2%以来となる高視聴率を記録した。

 初回22・0%からすべて20%超えで、制作上の都合でキャスト陣による異例の生放送を展開した特別編(9月6日)でさえ22・2%の高水準。東京中央銀行のバンカー、半沢直樹が、次々と不正を暴いていく痛快劇に列島が酔いしれた。

 見逃し配信が主流となりつつある時代に、初回から配信をせず、リアルタイム視聴へと誘導。焦らして焦らして9話放送後に一挙配信し、最終回へのお祭り感を演出した。

 池井戸潤氏の原作「ロスジェネの逆襲」「銀翼のイカロス」には登場しない、前作の宿敵・大和田暁をフル回転させ、演じる香川照之(54)はアドリブ全開で躍動。半沢の決めゼリフ「倍返し」に負けじと「おしまいdeath!」などの名言を生み出し、SNS世代をも熱狂させた。

 最終回で柄本明(71)演じる悪徳政治家の不正を暴き、宣言していた「1000倍返し」を達成して以降の結末は、堺や香川ら限られた関係者の台本にしか載せない徹底ぶりで情報漏えいを阻止した。出演者たちですら注目だったラストで、半沢と大和田が対峙(たいじ)する終了直前のシーンは瞬間最高視聴率の35・8%を記録。宿敵から銀行の未来を託されるという続編を思わせる幕切れは、熱狂の先を期待させた。

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