岩田健太郎神戸大教授 厚労省インフル対策「机上の空論」と疑問符

 岩田健太郎神戸大学医学研究科感染症内科教授が23日と24日にツイッターに投稿。インフルエンザ対策についての厚労省方針に「机上の空論」「失敗のパタン」と疑問符を付けた。

 岩田教授は厚労省が「季節性インフルエンザワクチン接種時期ご協力のお願い」として原則として65歳以上を優先して10月1日から接種できるとし、医療従事者も妊婦も10月26日まで「接種を待つよう」と呼びかけていることに触れ、「これはいつもの厚労省型机上の空論。そして失敗のパタン」と指摘。

 「厚労省は『こうやると失敗する』という『負の引き継ぎ』が皆無だな、無謬主義だから。希望者じゃんじゃんインフル打った方が絶対にいい。無駄な受診増えるしワクチンは結局余る」と希望する人にワクチンを打つべきだと投稿。「『高齢者は特にプッシュ』て言えばいいんだよ」とした。

 岩田教授はこれに関連して24日も投稿。「日本にキャッチアップの仕組みがないことに象徴されているけど、官僚は自分たちが頭の中で考えたように人が動くと勘違いしている。あるいは自分たちの思い通りに動かない人間は見捨てても構わんと思ってる。この傲慢さが感染対策を失敗させている。まずは自分たちは優秀だという脳内伝説を捨てること」と捕捉した。

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