宝塚 専科の松本悠里が来年1月で退団…海外公演最多9回、昨年まで30年間理事

松本悠里(2003年撮影)
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 宝塚歌劇団は7日、特別顧問で専科の松本悠里が来年1月3日の月組東京宝塚劇場公演「WELCOME TO TAKARAZUKA-雪と月と花と-/ピガール狂騒曲」の千秋楽をもって退団すると発表した。

 松本は1957年3月、宝塚歌劇団に入団し、「春の踊り」で初舞台。雪組に配属され、65年、第2回ヨーロッパ公演に参加。75~76年にかけ第3回ヨーロッパ公演、78年の中南米公演に参加。89年、ニューヨーク公演で演じた「雪しまき」の場面が絶賛を浴びた。

 89年、宝塚歌劇団理事に就任。2014年には宝塚歌劇の発展に尽くした功労者を称える「宝塚歌劇の殿堂」に、現役生として唯一人選出された。

 19年6月、理事を退任し、特別顧問に就任。長年にわたり、日本舞踊の名手として円熟した技芸で活躍し、海外公演の出演は最多となっている。30年間理事を務め、歌劇団の発展に貢献した。

 松本は「9度にわたる海外公演に参加させて頂き、多くの国・都市で公演をし、国際親善と文化交流を果たすことができ、また海外での公演を経験させて頂いたことで、あらためて宝塚歌劇団のすばらしさに気付かされました。100周年をお祝いし、すばらしい思い出を胸に卒業できることを幸せに思います」とのメッセージを寄せた。

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