立教大学特任教授で慶応大学名誉教授の金子勝氏が29日、ツイッターに新規投稿。前日に辞意を表明した安倍晋三首相の経済政策アベノミクスの功罪を総括する記事を引用し、「これほど大きな『負の遺産』を日本に残した政権はない」と指摘した。
金子氏は【失われた8年間】と題して投稿。「ひたすら“やっている感”だけで、これだけ国民を長くだませることを証明した政権だった。これほど大きな『負の遺産』を日本に残した政権はない」と苦言を呈した。
同氏は「日銀が400兆円以上の国債を買い、34兆円近くの株を買って、倒産企業の花見酒をやってきた。ツケは大きい」と今後の反動に向けて危機感を示した。