小倉優香 生放送で「やめたい」直訴のラジオ降板決定 MBS社長「発言は残念至極」

 タレントの小倉優香(21)が、2019年5月からレギュラーを務めていたMBSラジオ「アッパレやってまーす!水曜日」(水曜、後10・00)を26日付けで降板することが分かった。同局が明らかにした。今後は小倉を除くレギュラーのケンドーコバヤシ(48)、アンガールズ、AKB48・柏木由紀(29)で番組を継続するという。

 小倉は7月29日の放送終了間際、突然「やめさせてください」と降板を直訴。以後の3週は出演していなかった。寝耳に水の発言を受け、これまで小倉の所属事務所と協議中としていたMBSはこの日、新型コロナウイルスの影響で三村景一代表取締役社長(65)の夏季会見を書面で開催し、三村社長が「小倉優香さんにはご本人のご希望どおり番組を降板いただきます」と発表した。この日午後10時からの「アッパレ-」でリスナーにも報告するという。

 降板直訴以後の小倉の事務所とのやりとりについては「お答えできることはありません」とした。社としての、小倉の「出入り禁止」は否定した。

 また、今回の件について思いを聞かれた三村社長は「楽しみに聴いてくださるリスナーがこの放送をどんな思いで受け止めたのか、ということです。『放送局と出演者の信頼関係』ももちろん大事ですが、一番大切なのはリスナーです」と断言。

 「担当プロデューサーは『一緒に番組を作ってきた仲間として、突然のあのような発言があったことは残念』だと言っていますが、発言がリスナーを裏切るものだったという残念な思いは至極当然です。今夜の放送を聴いてそういうことだったのかとご納得いただけるような番組をお届けし、リスナーの信頼を回復して欲しいと願っています」とコメントした。

 7月29日の放送のエンディングで、小倉が「ちょっと時間あるかな?あと1分?手短に話しますね」と名乗りを上げ、「朝早く起きて、夜早く寝るという生活をしていて、ラジオがつらくなったのでやめたいと事務所に言ったんですけど、3~4カ月、話してくれないのでここで言います。やめさせてください」と訴えた。

 予想外の衝撃発言に、共演者も驚き、困惑。アンガールズの山根良顕(44)から「卒業したいってこと?」と聞かれると、「卒業したいんです。はい」とはっきり返答した。ケンコバは「それは申し訳ないけど、事務所の方で…。我々には何の権限もないので」と苦笑い。放送後はリスナーから戸惑いの声が上がっていた。

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