吉永小百合 死去の渡さん思いやる「恒彦さんのところに行ってしまったのでしょうか」
日活アクション映画や刑事ドラマ「西部警察」で知られる俳優の渡哲也(わたり・てつや)さんが10日、肺炎のため死去した。78歳。日本の映画界をリードしてきた名優の逝去に芸能界にも悲しみが広がった。
女優の吉永小百合(75)は、「夏の海が大好きだった渡さんは、泳いで泳いで恒彦さんのところに行ってしまったのでしょうか」と、弟の渡瀬恒彦さんが待つ天国へ旅立った渡さんを思いやった。
2人は、多くの映画やCMで仕事をともにした。1966年の映画「愛と死の記録」で初共演。67年には「青春の海」、69年には「嵐の勇者たち」でもタッグを組み、一時は「結婚するのでは」とささやかれるほどの“ベストカップル”だった。2000年にも「長崎ぶらぶら節」でも“再会”。昨年は、宝酒造「松竹梅」のCMでも息の合った様子を見せた。
吉永は「大きな病気を何度も乗り越えてこられたのに残念です」と渡さんとの今生での別れを悔やみ「ご冥福を心からお祈りいたします」としのんだ。