半沢「大和田の涙」が波紋、屈辱去来か復讐心か…一瞬の一粒「心響く」「香川照之の渾身」

 9日に放送されたTBS系「半沢直樹」第4回の視聴率が関東地区22・9%、関西地区は26・3%を記録したことが10日、ビデオリサーチ日報調べで分かった。

 第4話はIT企業買収を巡るバトルを描いた前編のラスト。半沢直樹(堺雅人)が宿敵の大和田常務(香川照之)と手を組む劇的展開となり、香川の怪演にまたもネット上が沸騰したが、痛快でコミカルな役員会議シーンの逆襲劇で、挟み込まれた短い1シーンで大和田が一瞬、大粒の涙を流した場面を巡る解釈が話題となっている。

 部下の伊佐山部長(市川猿之助)に裏切られ、いいように利用された大和田は、半沢の誘いを受け入れ、半沢を役員会議に招き入れる。半沢が伊佐山の失態を暴いた際は、「ええっー!」と大げさに驚くなど、コミカルに相づちを打ちながら加勢していた。しかし、打ちのめされた伊佐山が、黒幕である三笠副頭取(古田新太)から露骨な尻尾切りにあい、「詫びろ!伊佐山!」と頭を押さえつけられた際に、これを見つめる大和田の眼から大粒の涙がこぼれ落ちた。

 大和田は伊佐山が苦悶の表情で詫びを入れた後は、今度はニヤリと笑っている。

 この涙の意味について、ネット上では「一番印象に残りました」「すごい演出」「不思議で心を打つ涙」「大和田さんの涙は奥が深い」と話題に。

 伊佐山が頭を下げさせられた場所が、前作で大和田が半沢に土下座させられた所だったことが理由のひとつとして、「胸が締め付けられたなぁ。弟子である伊佐山が自分と重なったのもあるんだろうなぁ」「あの涙は、自分が土下座したことが蘇ったんだと推測」との投稿がある。

 理由はひとつではなさそうで「裏切ったとはいえ側近だった伊佐山が全責任を取らされる流れに対しての歯痒さ」「裏切りはしたけども育て上げた愛弟子が結局ハメられて土下座する場面を悲しんでる様にも感じました」「自分の悔しさを思い出したのか、それとも自分を裏切った伊佐木への復讐心なのか」「大和田の心境の複雑さを感じさせます」「様々な解釈があると思いますが心に響くシーン」との投稿も。

 香川の演技に「アドリブか」と興味が集まっており、「今までの思いが溢れた、香川照之の渾身の演技」「大和田取締役の涙には感動」「香川さんの圧巻の芝居。恐れ入りました」「大和田の涙が凄かった」と感嘆の声があがっている。

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