堂本光一「ステキな時間、空間かみ締めたい」コロナ禍初の舞台!感染防止も徹底

 KinKi Kids・堂本光一(41)と俳優・井上芳雄(41)が共演する「ミュージカル『ナイツ・テイル』inシンフォニックコンサート」が10日、東京芸術劇場で初日を迎えた。光一にとって、コロナ禍以降、初のステージ。演者同士の徹底したソーシャルディスタンスにも「気持ちは濃厚接触です」と強調。逆境の中、第一歩を踏み出し、一体感あふれるパフォーマンスを届けた。

 力みなぎる生のパフォーマンスが、観客の心を震わせた。コロナ禍で中断を余儀なくされた主演ミュージカル「Endless SHOCK」の今年2月26日の公演以来、166日ぶりの舞台復帰。光一は「ステキな時間、空間をかみ締めたいなと思います」と感慨をにじませた。

 一昨年に初演されたミュージカル「ナイツ・テイル-騎士物語-」のコンサート版。当時の7人の主要キャストが、東京フィルハーモニー交響楽団をバックにストーリーに沿い劇中歌を披露した。新たなスタイルで物語の世界観を表現し、ラストでは、全員で新曲「次は?」をサプライズ歌唱。歌詞には「さあ描いて 生きるものすべての 名誉を讃える結末を」などと、今の世界情勢への思いがちりばめられた。

 ウィズコロナ時代を象徴するように、ステージ上では2メートルのソーシャルディスタンスを徹底。稽古も、演出家のジョン・ケアード氏、音楽スーパーバイザーのブラッド・ハーク氏が来日できず、それぞれの拠点の英ロンドン、米ニューヨークと東京をリモートでつないで行われた。新様式の中での挑戦だったが、「こんなときだけど、気持ちは濃厚接触です」と光一。物理的距離という逆境の中、作品を作り上げることで、さらに絆を深めた。

 光一は、今作をいずれ配信する可能性についても触れつつ「今後また、どんどん新しいものが生まれてくると思う」とエンターテイナーとしてニューノーマルに合わせたスタイルも模索していく。井上も「この公演がエンタメ界に希望をつなぐ実例になればと思っている」とうなずいた。

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