宝塚歌劇団でクラスター発生 花組関係者新たに7人感染判明 他組もPCR検査へ
宝塚歌劇団は6日、本拠地・宝塚大劇場で上演中だった花組「はいからさんが通る」の出演者5人とスタッフ2人の計7人が、新たに新型コロナウイルス感染と発表。4日に出演者3人とスタッフ1人の感染が判明しており、合わせて11人が感染し、兵庫県はクラスター(感染者集団)発生と認定した。観客の感染者は確認されていない。
花組公演「はいからさんが通る」の公演関係者の体調不良が2日朝に判明し、同日から上演を取り止めている。花組生徒73人とスタッフ164人のPCR検査を終え、11人の感染が判明。宝塚歌劇では、クラスターが発生した宝塚大劇場以外にも東京宝塚劇場で星組が、梅田芸術劇場メインホールの宙組が公演中で、こちらは予定通り上演される。だが「他組の生徒やスタッフについてもPCR検査を実施いたします」という。
今回の判明した感染者も、いずれも無症状か軽症で、現在療養に努めている。スタッフは、直接来場者と応対する業務ではなかったという。同公演は16日までの中止が決定しており、再開時期については「改めてお知らせします」としている。