桂文枝“透明マスク”でいらっしゃ~い 神戸新開地「喜楽館」2周年記念公演

 落語家・桂文枝(76)が11日、この日で開館2周年を迎えた神戸市中央区の寄席「神戸新開地・喜楽館」の特別公演に出演した。

 トリを務めた文枝は飛沫防止の透明マスクを着け高座に登場。「みなさんマスクをされてますが、本来はわれわれが飛沫を飛ばさないようにしないと」と除菌シートで見台と小拍子を拭きながら説明。客席は2列目まで空席としており「これはあごが痛い」とマスクを外し、創作落語「誕生日」を披露。16日に77歳の誕生日を迎えるとあり「コロナは、若い人は治るのが早いが高齢者は重篤化が怖い」と話した。

 喜楽館は3月3日から休館。23日の営業再開に先立ち特別公演を開催。212人収容の会場は88席のみ稼働し、高齢者も使いやすいように手書きで連絡先を記入するアナログ式の追跡システムが導入された。

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