悪性リンパ腫寛解の笠井アナ がん公表の逸見政孝さんのことは「よく考えていた…」
悪性リンパ腫からの完全寛解を報告している元フジテレビの笠井信輔アナウンサーが9日に放送されたTBSラジオ「生島ヒロシのおはよう一直線」に電話出演。フジテレビの大先輩でやはりがんを公表した逸見政孝さんについて、闘病中は「まさに逸見さんのことはよく考えてました」と振り返った。
パーソナリティの生島が、逸見さんが亡くなった際に、棺の中の逸見さんの眉間にしわがより、悔しさがにじんでいたように感じたと語ると、笠井アナは「まさに逸見さんのことはよく考えてました」と打ち明けた。
「フジからフリーになってがんになって、私とはとは比べものにならないぐらい違いがあったが、そのキーワードは一緒だったので」と語り「逸見さんが最後まで働いたのは、どこか世の中に爪痕を残したかったろうし、自分を忘れないでという思いで最後まで働いたと思った時に、(自分も)入院を遅らせようと思った」とも打ち明けた。
笠井アナも「いくつも重要な仕事があって、そういったものに出て、人々の記憶に残してからでないと休業に入れない」と思っていたというが、「身体、全身が痛くて、鎮痛剤も上手く飲まないと仕事ができなかったが、テレビに出続けないと消えて亡くなってしまう」という思いで、入院を伸ばしていたことも明かしていた。
ラジオ出演翌日のブログでは、笠井アナは「私は逸見さんが最も人気があるときに新人アナウンサーで、あこがれの人でもありました」と振り返り、「フリーになって、がんになってしまわれて、あの当時、まずあり得なかった『がん公表記者会見』をされた事は忘れられません」と記していた。
