吉村知事 法改正含めて営業停止処分も…感染拡大防止義務を履行しない夜の街に

 吉村洋文大阪府知事が9日、MBSの情報番組「ミント!」にリモート出演し、新型コロナウイルス感染拡大防止のための「社会的義務を履行しない」夜の街の店舗に関して、今後は「営業停止」処置を視野に入れることを述べた。そのために法改正を含めて考えていくべきではなどと訴えた。

 新型コロナウイルス新規感染者数が大阪府で30人となり、緊急事態宣言解除後、最多となった。東京でも224人となった。

 増加傾向にあることについて吉村知事は「検査数が増えていることもあるでしょうが」とした上で「若い人が年配の方と接することが心配。命に関わっていくことになる。震源地が夜の街関連とある程度分かっているので、拡大を抑え込むことが重要」と述べた。

 大阪では8日、9日とPCR検査件数が700件となり、吉村知事は「過去最高」と明かした。「夜の街関連の皆さんに呼びかけています。症状が無くても心配だったら来てと。無症状で陽性の人がいた」と一定の効果があったと語った。

 吉村知事は「夜の街すべてが悪いわけではない。ちゃんと対策をとっているところもある。とっていないようなところに対して、法律のあり方、法律改正を含めて考えていくべきじゃないか」と述べた。

 知事はさらに「休業要請だけが手段ではない。感染拡大防止策をとっていないようなところ、感染拡大防止の義務というのは社会の一員として負ってもらいたい。義務を履行しないのであれば営業停止ということも含めて、法体系も考え直さなければならないのではというのが僕の今の大きな問題意識です」と厳しい表情で訴えた。

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