山崎ハコの夫でギタリストの安田裕美さん死去 72歳、大腸がん

 安田裕美さん
 安田裕美さん(左)と山崎ハコ
2枚

 シンガー・ソングライター、山崎ハコ(63)の夫でギタリストの安田裕美(やすだ・ひろみ)さんが6日午後2時33分、大腸がんのため死去したことが7日、分かった。72歳。北海道小樽市出身。山崎の所属レコード会社であるテイチクエンタテインメントから発表された。本人の遺志により、通夜・葬儀は行わない。お別れの会を開催する予定。

 安田さんは獨協大中退。小室等らのグループ「六文銭」の初期メンバーで、井上陽水(アンドレ・カンドレ)のデビューシングルのスタジオ録音でプロデビュー。陽水、小椋佳、山崎らのレコーディングや松山千春、中村雅俊、アリス、海援隊、堀内孝雄、石川さゆりらのアレンジなどで知られ、日本を代表するスタジオミュージシャンの1人だった。

 2001年1月に山崎と結婚している。

 山崎のコメント全文は次の通り。

  ◇  ◇

 大変な事ばかりの中、心苦しいのですが、山崎ハコよりお知らせさせて下さい。

 私の夫でギタリストの安田裕美が7月6日、午後2時33分 永眠いたしました。

 大腸癌、72歳でした。

 音楽業界の皆様には、50年以上もの間、スタジオミュージシャンとして、時には編曲家としてレコーディング等に呼んでいただき、沢山お仕事をさせてもらえました事、心より感謝申し上げます。

 又、数々のコンサート等で演奏させて頂きました事、関係者の皆様にお礼を申し上げます。長い間、お世話になりました。本当に有り難うございました。

 そして、彼のギターを沢山聴いて下さった安田裕美ファンの皆様、ありがとうごさいました。

 コロナ感染が収束していませんので、今は通夜、葬儀・告別式は行わない事を、慎んでお知らせいたします。

 「お別れの会」としましては、いつか 音楽溢れる、最初で最後の「安田裕美の会」をやりたいとは思っていますので、可能な道が見つかりましたら、必ずお伝え致します。

 私も今は悲し過ぎて 色々な事を考えられませんが、かけがえのない命、皆様のお健やかな事とご自愛を、心よりお祈り申し上げます。

 2020、7、7 山崎ハコ

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